戦後”軍隊”教育は失敗でした

日本の空の防衛を担う組織のトップがバカでした。
このバカを教育したのは防衛大学校です。

1 ☆ばぐ太☆@☆ばぐ太☆φ ★ 2008/10/31(金) 20:51:39 ID:???O
★「侵略国家はぬれぎぬ」=空幕長が懸賞論文で独自史観−中国などの反発必至

航空自衛隊トップの田母神俊雄航空幕僚長が「日本が侵略国家だったとはぬれぎぬだ」
 などと主張する論文を民間企業の懸賞論文に応募、最優秀賞を受賞したことが31日、分かった。
 一貫して日中戦争を正当化する内容で、ホームページ(HP)で公開されている。
 中国などアジア諸国から反発が高まるのは必至で、国会でも追及されそうだ。
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008103100888

問題の「論文」(と称するもの)の中身はこれ↓
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf

読めばわかるが、まったくどうしようもない。なにかを論じるときは事実に基づかなければならない。この「論文」は歴史的事実に基づいてると言えるのか?まず、田母神がなにを参考にこの「論文」を書いたかを見てみよう。



参考文献


歴史学者といえるのは秦郁彦だけであるが、秦の文献が「廬溝橋事件の研究」(1発目の銃弾は(旧日本軍の)第29軍の兵士が撃ったとする)であるにもかかわらず、田母神の「論文」では盧溝橋事件は中国共産党の仕業となるのである。しかし、大学生のゼミでも、こんなもん参考文献にして卒論書いたら、不可くらって当たり前だし、レジメにしてゼミで発表しても、鼻で笑われて注意されるのがオチだが。防大は違うのかwこういった大学レベルの学問的知識(以前に常識)がない人間が、自衛隊の重職にあるということに薄ら寒い思いがする。自衛隊の幹部教育のレベルの低さ、無様さ。中山成彬元国交大臣によると「日教組が強いところは学力が低い」そうだから、防大日教組に支配されてるかもしれんw
ちなみに、この田母神俊雄航空幕僚長は2004年、航空自衛隊による一部のイラク活動を違憲とした名古屋高裁判決を巡り、記者会見で「そんなの関係ねえ」と言い放った奴である。発言じたいの是非よりも、公的な重職の人間が、重要な問題についての見解表明で、くだらないお笑い芸人のネタを引用するという、浅薄・無教養ぶりにはうんざりさせられてしまう。

しかし、一方でこういう反知性的人間が反知性ゆえに反知性的大衆に支持されていまうのだ。


追記

【日本の近現代史に詳しい現代史家の秦郁彦さんの話:

「論文は事実誤認だらけだ。通常なら、選外佳作にもならない内容だ。 私の著書「盧溝橋事件の研究」も引用元として紹介されているが、 引用された部分は私の著書を引くまでもなく明らかなデータだけ。 事件の1発目の銃弾は( 旧日本軍の)第29軍の兵士が撃ったという 見解には触れもせず、「事件は中国共産党の謀略だ」などと書かれると誤 解される。非常に不愉快だ。」

あらら・・・
それと、「大東亜解放戦争」( 岩間弘、岩間書店)って自費出版
http://www3.plala.or.jp/iwama-bk/
眞相(ほんとう)は日本が勝ったのだ  ←「勝ち組」ですかww